こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
先日より働き方改革を力強く発信した小室淑恵さんのことや政府の骨太の方針に選択的週休3日制が取り上げられたことを書きました。
まだ夜中まで残業してませんか?
残業して成果が上がっていると思っていませんか?
個人では如何ともしがたい部分ではありますが。
しかし政府の骨太の方針では労働時間削減等のフェーズⅠから、次の段階フェーズⅡに進んでいるという書きぶりです。
まだ全然労働時間の削減は進んでませんよ。
それがサラリーマンのみなさんの声ではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症への対応やオリンピックのような目先の話題に一喜一憂してる場合じゃありませんよ。
小室淑恵さんは世界から見て「日本人は仕事ばかり」「ワーク・ワーク・ワーク」の国だと見られていると言いました。
全く同感です。
小室さんの国会でのプレゼンを是非見ていただきたいですね。
政府の骨太の方針に選択的週休3日制が取り上げられました。
それは次のような書きぶりです。
選択的週休3日制度について、育児・介護・ボランティアでの活用、地方兼業での活用などが考えられることから、好事例の収集・提供等により企業における導入を促し、普及を図る。
令和3年第8回経済財政諮問会議資料へのリンクを貼っておきます。
第8回会議資料 令和3年 会議結果- 経済財政諮問会議 - 内閣府
選択的週休3日制が骨太の方針に取り入れられるにあたり、提言書を政府に提出した一億総活躍推進本部。
これの本部長、自民党所属の参議院議員である猪口邦子さんは国際政治学者で上智大学名誉教授、内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画担当)も務めたという人です。
ほとんど情報がありませんが猪口さんはおそらく選択的週休3日制の導入に熱心に取り組まれたと想像します。
しかし先の骨太の方針を見ると、いささかトーンダウンというかずいぶん後退した記述に終わってしまっているんですね。
「好事例の収集・提供等により企業における導入を促し、普及を図る」というのは、つまり国としては企業に情報提供するくらいにとどめるということなんですね。
企業に導入を義務化するとこまでは全然いってないんです。
ちょっと物足りないですね。
さらに言えば、週休3日制の導入は働き方改革フェーズⅠの労働時間削減とセットでないと意味がないんですよ。
そうしないと、結局休んだ人を誰かが残業でカバーしないといけなくなって本末転倒になるからですよ。
先日の記事で小室さんの国会プレゼンのYouTube動画を貼りましたが、小室さんが次のように言ってました。
まず欧米並みの割増残業賃金の導入が必要。
そして、国際会計基準の導入が必要。
小室さんによれば国際会計基準では、社員が積み残した有給休暇は負債の額に書き込まなければならないそうです。
そういう制度の見直しが必要なのに、骨太の方針ではなんかふわっと選択的週休3日制にふれているだけなんですね。
これではいつになることやら。
繰り返しますが新型コロナウイルス感染症への対応やオリンピックのような目先の話題に一喜一憂してる場合じゃありません。
ワクチン接種は軌道に乗って急ピッチで進んでるからもういいんです。
もっと本質的に国を変えていく議論が必要です。
本日の記事は以上です。