こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵さんという方をご存知でしょうか。
この人こそ、長時間労働の是正を政府に働きかけて「働き方改革こそ成長戦略だ」という政府の方針を方向付けた立役者になる方です。
ちなみに小室さん、とても美しい方でファンになりました。
【Photo:株式会社ワーク・ライフバランス公式サイトより】
僕が小室さんを知ったのはある本で名前を見かけた2019年ごろですが、小室さんはすでに10年以上代表取締役社長として、ワークライフバランスの第一人者として活躍されていました。
小室さんのブログは見当たりませんが会社のTwitterアカウントはお持ちです。
小室さんは次のような政府の検討会の委員を歴任しています。
内閣府 子ども・子育て会議委員
内閣府 仕事と生活の調和専門調査会委員など
小室さんらの尽力でのちにいわゆる「働き方改革関連法」といわれる労働基準法などの改正法の成立につながります。
小室さんが力説した時間外労働の上限規制や長時間労働抑制策が改正法の目玉になるわけです。
その小室さんが2012年3月の衆院予算委員会公聴会でプレゼンしているのですが、それが圧巻なのですね。
なぜ長時間労働の抑制が必要なのか、働き方改革の趣旨がこのYouTube動画でよくわかります。
9年くらい前のものですが。
小室さんの会社は「労働時間を削減し収益を上げる」ということを目的として数多くのコンサルティング業務を行ってきました。
上の動画で小室さん自身が言っているように、ワークライフバランスというと女性の家事、育児の話と思われるがそうではない。
実は男性の仕事と介護の両立の話だというんですね。
男性管理職が介護で労働時間が制約されるという事案が急増しているんだと。
2012年の時点で、もうすぐ男性社員の5分の1が親の介護の問題で労働時間を削ったり離職したりというのが急増してくるとおっしゃっています。
女性の育児負担や家事労働の問題を解決するのに、女性の立場から、男性の長時間労働の是正の必要性を訴えたのは、後にも先にも小室さんだけでしょう。
日本は世界で最も労働時間が長くて、労働生産性は先進国の中で最下位。
少子高齢化社会の到来で長時間労働に頼った日本の働き方では、深刻な労働力不足をまねき破綻してしまう。
こんな労働条件の悪い国は海外からも労働市場の魅力がない国と映ってしまう。
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いま新型コロナウイルスの流行によって、働き方が大きく変わっています。
テレワークとかですね。
でもコロナによる「働き方の変化」は、これまで国で議論されてきた「働き方改革」の話と全然関係ないんですよ。
なんとなくコロナで働き方改革が進んできているような気になりますが、もともとは全然違うんですよ。
もしかしたらコロナで意図しない労働時間の縮減が進行しているかもしれませんが。
小室さんの上のプレゼンが2012年ですから、9年近く経ってもなかなか本来の意味での働き方改革が進んでいる実感がないんですよね。
相変わらず夜中まで残業してませんか?
働き方改革とは一言で言って「労働時間を短縮し成果(アウトプット)を上げること」。これに尽きます。
是非小室さんの動画をご覧ください。
本日の記事は以上です。
☟『労働時間革命 残業削減で業績向上!その仕組みが分かる』小室淑恵 著(毎日新聞出版)