こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
麻生太郎財務相が「後世の借金をさらに増やすのか」と発言し、一律10万円再支給を否定した件について、またまた書きます。
麻生さんは昨年の10月に次のような見解を示していました。
麻生太郎副総理兼財務相は24日、新型コロナウイルス対策の一環として国民1人あたり10万円を配った特別定額給付金について、「その分だけ個人の貯金が増えた」と述べ、消費を喚起する効果は限定的だったとの見方を示した。
福岡市で開いた自身の政治資金パーティーで語った。
麻生氏は講演で「個人の現金がなくなって大変だというのでこの夏、1人10万円給付というのがコロナ対策の一環としてなされた」と説明。
その上で、給付金の効果について「当然、貯金が減るのかと思ったらとんでもない。その分だけ貯金が増えました」と主張した。
さらに「カネに困っている方の数は少ない。ゼロじゃありませんよ。困っておられる方もいらっしゃいますから。しかし、預金・貯金は増えた」と重ねて強調した。
(朝日新聞)
麻生さんは家庭の貯蓄が増えたという政府の統計が念頭にあり、「特別定額給付金が国内消費に回らずに貯蓄に回った」という事実を指摘しました。
しかし、短期的には家庭の預金口座に入ったかもしれませんが、時間をかけて消費に回ります。
【自民党公式サイトより】
衆議院議員 麻生 太郎(あそう たろう) | 議員 | 自由民主党
これをウチの例で説明します。
ウチは妻が専業主婦、娘が3人の5人家族です。
過去12か月平均のザックリした収支を以下に示します。
▶ 収入 約220,000円(僕の手取り月給)
▶ 支出 約370,000円
ひどい赤字です(苦笑)。
支出のザックリした内訳は、食費19万、水道光熱費3万、保険料1万、通信費2万、住宅・自動車ローン3万、教育費3万、税金・小遣い・その他雑費6万。
見直すべき点は多々あると思います。
ウチが一般的な家庭の支出といえるかどうかは分かりません。
ともかくこれがウチの現実の収支です。
この赤字分を年2回のボーナスと年3回の児童手当で穴埋めしているのですね。
ちなみに児童手当はウチのケースで2月、6月、10月の年3回、1回あたり14万円支給されています。
ある意味ベーシックインカム。
高度に消費支出に依存した生活スタイル。
赤字分を年2回のボーナスと年3回の児童手当で穴埋めしても、それでもなお赤字は出ます。
特別定額給付金一律10万円再給付は、確実に消費に回っていくでしょう。
僕が言いたいのは、「もっと節約しないといけない」ということではありません。
政府の批判をしたいわけでもありません。
現代社会そのものが、高度に消費支出によって経済が支えられている社会なのです。
マクドナルドやソニーや楽天など巣ごもり消費関連業種は好調なようですので、各社は必ず労働者の賃上げを行い、資金を社会の隅々まで循環させることを望みます。
現在の政府の雇用調整助成金などの各種支援策があるのは承知していますが、対象者が離職した人やひとり親など限定的。
窓口や手続きが煩雑でその分行政コストがかかる。貸付なども現実的でない。
一律10万円再給付なら役所では既に個人と預金口座が紐づけられているので、今度は迅速な給付が可能です。
ということで、ウチの例のように、必ずしも一律10万円再給付は貯蓄に回らないということですね。
というわけで、麻生さんそろそろ給付金出してください。
本日の記事は以上です。