40代オッサンtrrymtorrsonの雑記

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地方税共通納税システムとは?公務員の仕事に地殻変動が進んでいる

 こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

 約1年前、ホリエモン×落合陽一のコラボ本『10年後の仕事図鑑』を取り上げて、事務職という職業は無くなっていくのか?という記事を書いたんですね。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

 『10年後の仕事図鑑』では、この先10年間に社会がどのように変化し、どんな仕事がなくなり、どんな仕事が生まれるのか、ということをホリエモンと落合陽一さんが掛け合いのように論じています。

 

    

 

 オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授という人が書いた『雇用の未来 コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文が紹介されています。

 これによれば、ディープラーニングの発達により、レジ打ちや事務作業などの単純労働はおろか、頭脳を働かせる知的労働でさえ、その多くがAIとロボットに置き換わると予測されています。

 

 落合さんは「一般事務職はクラウド化され、AIに代替される」と書いています。

 

 ホリエモンも落合さんに同調して、「単純作業がまだ機械に置き換えられていないのは、人のほうがまだ安いというだけのこと。ホワイトカラーの事務作業をやっている人たちの半分はいらない」「銀行員も公務員もいらない」と言っています。

 

 僕は一般事務職です。

 

 ディープラーニングの発達により事務職がAIやロボットに置き換わると言われてもピンとこないし意味が分からなかったんですね。

 

 事務職は言うほど単純な事務作業ばかりではないし、それをシステムに置き換えるとすれば、かなり複雑な処理をこなす優秀なシステムじゃないとダメだと思ってたんです。

 それを開発するのは物凄くコストがかかりますよね。

 事務職は当面無くならないんじゃないかと思っていました。

 

 一般事務職の最たるものは「公務員」です。

 公務員に代表される事務仕事(ほかに銀行員でも学校教員でも会社の経理担当でもいいんですが)は、実に多くの人が携わって手書きで書類を書き、モノもお金も手でやり取りしていてムダが多そうなイメージですよね。

 

 しかし、その公務員の仕事はすでに自動化、省力化の地殻変動が進んでいるんです。

 

 あまり知られていませんが、それは「地方税共通納税システム」というんです。

 

www.eltax.lta.go.jp

 

共通納税とは、マルチペイメントネットワークの仕組みを利用して、自宅やオフィスから、地方税の納税手続きを電子的に行うことです。 共通納税は、全ての地方公共団体へ一括して電子納税することができます。

※電子納税とは、納税者がインターネット等を利用して国や地方公共団体へ税金を電子的に納税する仕組みです。

 

 例えば国税である所得税は自分で税務署に行って確定申告して自分で納税しなければなりませんでしたが、「e-TAX(イータックス)」というシステムにより自宅のPCで申告から納税まで一括してできます。

 

 地方税共通納税システム「eLTAX(エルタックス)」とは、個人住民税や法人住民税などの地方税も電子申告や電子納税を可能にするものです。

 

 

 このシステムはすでに令和元年10月から運用を開始しており、今後は固定資産税や自動車税にも適用が予定されています。

 さらなる対象税目の拡大やQRコードの導入も急ピッチで進められています。

 

 ちょっと分かりにくいですね。

 さて、これがなぜ公務員の仕事を激変させているのか?

 

 人口10万人の市の個人住民税で考えてみましょう。

 

 ザックリとですが、約3割が住民税非課税世帯だとします。

 市役所は7万人に納税通知および納付請求書を郵送で送ります。

 7万人の納税者はそれを金融機関やコンビニに持っていき現金で支払います。(会社員の場合は会社の経理担当者が給料から天引きして納めます)

 金融機関は7万件の納付情報を市役所に送ります。

 市役所は7万件の収納業務を行います。

 このようなことが全国の津々浦々で行われているんです。

 

 考えただけでも膨大な事務の手間が発生していますね。

 

 それがどうでしょう。

 

 今後はSNSで各納税者に納付のお知らせが届きます。

 納税者はマイナンバーカードで納付サイトにアクセスしPayPayなどのキャッシュレス決済で納付します。

 納付書の発送から収納業務までの一連の作業が瞬時に完了します。

 

 こうなると、市役所だけでなく納税者や金融機関や会社の経理担当の手間が激減しますね。

 税金の種類は約50種類あると言われていますが、共通納税システムが進むと、公務員の主要な仕事である税金の徴収業務がほとんど無くなります。

 

 地方税共通納税システムの開発を進めている「地方税共同機構」は、「キャッシュレス決済を拡充し納付書の発送業務無くしていくことを想定している」としています。

 

 「将来は事務職の仕事はAIやロボットに置き換わる」

 

 そうじゃないんです。

 

 共通納税システムやSNSによるペーパーレス、マイナンバーカードによる個人認証、PayPayなどのキャッシュレス決済。

 

 これらによって、すでに現在進行形で「事務職の仕事は無くなっている」んです。

 

 本日の記事は以上です。

 

☟『10年後の仕事図鑑』堀江貴文、落合陽一 著(SBクリエイティブ