仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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最低賃金引上げ。ブラック企業を潰せ、相当の対価を払えと声を上げろ

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

最低賃金が上昇し、低賃金ブラック企業が淘汰され、労働者の生活の質が向上する。

それが僕ら弱小労働者が思い描く、社会が良くなるサイクルです。

 

しかし、物事はそう単純ではないかもしれません。

先日、東洋経済オンラインの記事で慶應義塾大学大学院准教授の小幡績さんが次のような記事を書いていました。

 

toyokeizai.net

 

読んで考えさせられましたね。

何回も読むべき記事です。

 

「賃上げ」は、空から降ってこないし、上からも降ってこない。「お上」からも、そして、経営者からのお慈悲で降って来るものでもないのである。それは、労働者が自らつかみ取るものなのである。経営者と交渉して、労働者が払わせるものなのである。

「資本よりも労働者が経営には不可欠だ」「より経営に役に立つ」と、経営者に思わせ、払わざるをえないようにして、初めて得られるものなのだ。したがって、日本の賃金が低いのは、労働者が、この闘争を「サボっているから」なのである。努力不足なのである。

 

 

旧来の労働組合は骨抜きになっているんですが、理想を言えば労働者が団結して労働環境の改善と生活の向上に主体的に取り組める社会が望ましい。

 

 

ブラック企業アナリスト新田龍さんが言っているように、年収250万円さえ出し渋るゾンビみたいな会社が生き永らえるほうがよっぽど懸念。

体力がなくて出来るだけ低賃金で働かせたいと思っている企業の経営者は廃業させるように仕向けなければならない。

 

そうなれば理論上はブラック企業が減ってホワイト企業に労働者が移動する流れができます。

 

【Photo:東洋経済オンライン】

 

それを加速させるには2つのことが必要です。

一つは全労連の黒澤幸一さんが言っているように、最低時給をもっと引き上げて欧米レベルの1500円まで持っていくこと。

これによって低賃金のブラック企業が廃業する流れが加速します。

これには政府の理解と努力が必要です。

 

 

もう一つは、政府に期待するだけでなく労働者自らが声を上げ行動すること。

 

 

「こんな少ない給料でこんなキツイ仕事やってられるか」と声を上げることです。

 

とまあこういうふうに理想通りに行くわけないんですが、少しずつ世の中は変わっていくはずです。 

 

本日の記事は以上です。