こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
本人がSNSで自らの成果を猛烈に発信しているからですね。
特に子育て行政で成果を上げているようです。
市政を賛美するツイートが散見されます。
明石市の泉市長「子どもにお金を使うとそこで子どもを育てたくなる。住む人が増えくる人も増える。すると店が増え地域経済は活性化し収益は増え時価も上がる。すると税収も増えると。お金がないから子どもにお金が使えないではなくお金がない時こそ子どもにお金を使う」素晴らしい。明石市に移住するか
— アイムフリー☺︎ (@TeacherhaGreat) 2022年6月10日
いま話題になってる兵庫県明石市の市長。素晴らしすぎる。しかも「どや。スゴいことやってるだろ」じゃなくて「子どもたちのために」と、あくまで謙虚で実直。9年連続で人口増、出生率も驚異的に高い明石市。明石市に住みたくなる。こんな人が総理大臣になってくれたらなあ。pic.twitter.com/gH7QKgbnEB
— ガル憎 (@garuzow) 2022年6月10日
明石市、凄えな。中心市街地の出店も人出も増えてるし、アンケートでも街が好き、住み続けたいって住人が増え、税収も増えてる。子供を中心に高齢者や障碍者にも色々施策を打ってるんだな。「優しい街は強い街」という市長の言葉、響く。ただ、目立ってるからつまらないことで寝首をかかれないでほしい
— フリート横田 (@fleetyokota) 2022年6月10日
泉明石市長「お金がないからせこい事をするのではなくてお金がない時こそ子どもにお金をつかうんです。そうすると地域経済は回り始めてお金が回る」
— こむぎ (@mugichoko1616) 2022年6月7日
内閣委員会での参考人、泉明石市長の意見陳述がとても熱くていい。#国会中継 pic.twitter.com/w01CgzTMej
【Photo:公式Twitter】
僕はここで彼の市政の是非を論じるつもりはありません。
それよりも、以前この人はパワハラ行動で糾弾されたんですね。
いかに立派な成果を上げてもこの男にパワハラ気質があるのなら、まったく評価に値しない。
国道拡幅工事が思い通り進まないことに対して市長は担当の幹部職員を呼び出した。
「立ち退きさせてこい。火をつけて捕まってこい。建物を燃やしてこい。おまえらが金を出せ。自分の家を売って話をまとめろ」
20分にわたりこのような発言しています。
この件で一度市長を辞職しているんですが、次の市長選挙で圧勝し3選を果たしています。
道を歩いていて突然知らないおっさんから捕まえられて30分暴言を浴びせられたら、逃げるか警察呼びますよね?
それが、組織内で上下関係のなかだったら許されるという道理が僕には理解できません。
この「暴言オジサン」が、仕事熱心だからという理由で市民の圧倒的支持を集めているのが僕にはさっぱり理解できません。
思いが熱いのか何か分かりませんが、そんなことはどうでもよい。
感情のコントロールができない。
自分の思い通りにならないことに感情をぶちまける。
自分の思いを酌まない部下を恫喝する。
このパワハラ問題が一度大きく報じられたんですが、この男のこういう気質はなかなか変えられるものではなく一度や二度のことではないでしょう。
そんな人物にリーダーたる資格はありません。
この年になって感情をコントロールできないとは、謝って済むことじゃないでしょう。
最近でもメディアやSNSや公の場でスタンドプレーを繰り返しており、やっていることはパワハラ事件前と一緒ではないか。
当該市では約2,000人の職員が働いています。
当該市の職員の方々がこの市長のスタンドプレーに振り回されて病んでないかが僕は心配です。
組織で働く人には色々な人格や能力や個々の事情や生活があります。
色々な思いで働いています。
一見強力なリーダーシップのように見えますが、下で働く人たちはたまったものではない。
会社や役所などの組織がいかに良い成果を上げるか。
そんなことは二の次です。
組織に属する人々が、ちゃんと楽しくストレスなく働くことができるか?
それが一番大切なことです。
この市長はパワハラ男だという事実は決して忘れてはいけません。
【2022.8.27追記】
この記事を書いたあと、なんとこの市長が自身のSNSで本記事を拡散しました。
僕は当初「パワハラ男は被害者の精神に寄生する寄生虫だ」と書いたため、この男の癪にさわったようです。
そしたら、この市長には多数の熱烈な信者がいてSNS上で袋叩きにあったんですよ。
慌ててブログ記事とツイートを取り消しました。
しかし、こちらも気が収まりません。
北本市の市議会議員、桜井卓(すぐる)さんのブログ記事です。
桜井さんがいみじくもおっしゃっています。
今回の件、職員が市長の暴言を録音して公開したということは、日常的にこのような発言があったということであり、信頼関係が築けていなかったということだと思います。
職員がただ怠けていたのか、ほかにもやるべきことがあって困難事案が後回しになってしまったのか、それはわかりません。しかし激高するほどの重要事案にもかかわらず、7年間もこの事態を把握できず、担当1人に任せきりだったというのは、ガバナンスにも問題があったと言えるでしょう。
この暴言を、多くの功績を残した熱血市長の一度だけの過ちとして見逃せば、引き続き職員は市長のパワハラに怯えながら仕事をすることになるのではないかと心配になります。
なぜ7年間も放置されたのかしっかりと原因を究明して再発防止に努めるとともに、職員との信頼関係を構築し直す必要があるのではないかと思います。謝罪して終わり、再選されれば信任ということでは、何の解決にもなりません。
パワハラではない方法で職員の仕事に対する意欲を向上させる術を持たないのであれば、続投したとしても同じことの繰り返しになるでしょう。
泉市長がこれだけ大きく取り上げられるのは日常的にパワハラを行っているからですよ。
そうでなければ副市長が2人も辞任しないですよ。
僕が問題にしているのはただ一回の問題発言ではなく、日常的なパワハラであり、そういう人間の存在そのものです。
パワハラ気質の人間は、日常的にパワハラを行うのであり、その存在自体がパワハラなんですよ。
パワハラ人間の言動は被害者にとって悪夢のような幻覚を起こさせ精神に寄生してくるんです。
これは事実です。
この男は「寄生の意味が分かりませんが帰省はしますよ」なんてぬかしやがったんですが。
大石さんは次のようにおっしゃっています。
だけど、私はこの市長を否定します。
このかたの続行は社会のためにならないと考えます。なぜなら、パワハラの多くの構造が、「有能な上司による一見正当な理由での叱責や無理難題の強要」によって成り立っているからです。
だから、パワハラは周囲も注意しにくく、継続されます。また業務上の不備の背景には、人手不足や教育体制の不足があります。
その構造問題に立脚できず、組織が円滑に業務を遂行できなかったことを、部下への激高でもって対処しようとする人。それが真にリーダーの資質を持つとは私は到底思えません。社会科学をもたない精神論の人。このようなやり方が有効なのは軍隊だけです。
短期的な馬力の出力を求められる。
だけど日本のあらゆる現場にも長らくはびこっていて、ともすれば慣れっこになっている私たちがいます。正しいこと言ってるし、まあ仕方ないよね。みたいに流されてしまう。でもそこで人が潰され、自殺にまで追い込まれるのです。
軍隊教育が必要と思う人でもないなら、このような「教育方法」を否定して、日本の会社や学校、家庭、スポーツ界、あらゆる場面から意識的になくしていかなければいけない。
私たちは軍隊教育の社会を卒業しなければいけない。
そのうえで、ちゃんと人のやる気や能力を引き出す体制と運営の工夫が、必要です。
それでちゃんと組織の結果を出す。人をつぶさないぶん、軍隊教育よりも長期的に効率もいいです。私は職場でもそういう考えでパワハラ撲滅に取り組んでいたので、これからもそうしたいですし、みなさんにも優しく強い社会づくりを、考えていただきたいです。
よって、この自分だけが正しいと信じて疑わないパワハラ市長はもう要りません。
大石さんがおっしゃるとおり、パワハラの多くの構造が、「有能な上司による一見正当な理由での叱責や無理難題の強要」によって成り立っています。
実に多くのケースで、それによって人が潰され、自殺にまで追い込まれるのです。
自分だけが正しいと信じて疑わない、人を人と思わず威嚇し威圧しようとするのは、パワハラ人間の典型的な特徴です。
繰り返しになりますが、パワハラ気質の人間は、日常的にパワハラを行うのであり、その存在自体がパワハラなんです。
パワハラ気質の人間が社会から消えてくれるのを願っています。
本日の記事は以上です。
【2022.10.12追記】
泉市長が引退することになりました。
市議会議員などに対する複数回の暴言が問題になったようです。
僕はこの速報に対して特にコメントすることはありません。
一言だけいえば、彼は本物のパワハラ男ではなかったんですね。
誰それ見境なく暴言を吐きまくっていた。
よりによって力のある市議会議員に対する暴言であったため、自爆したようなもんです。
本物のパワハラとは、仕返しされる恐れのない弱者に対して暴力や暴言をふるいます。
だからこそタチが悪く、決して許されることではありません。
パワハラ男は、泉市長のように相応の報いを受けなければならないのです。
ちなみに泉市長のTwitterには30万人のフォロワーがいたそうです。
僕はこの記事を書いたときに一部の熱狂的な信者からSNS上で袋叩きにあったんですが、泉市政を拠りどころとしていた彼ら熱狂的な信者の方々は、教祖を失ってこれからどうされるんでしょうか?
「泉市長を偲ぶ会」でもやったらどうでしょう。