仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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エラーやバグは修正されウイルスやガン細胞は駆逐されなければならない

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

プレジデントオンラインに養老孟司さんが寄稿しているんですが、非常に興味深い記事でした。

 

president.jp

 

最近ネットの記事やSNSの情報に慣れているせいか、養老さんのような論の運び方の知識人の方が少なくなりましたね。

ひろゆきホリエモンばっかり読んでいるからですね。

 

子どもたちが夜の9時ごろ地下鉄で走り回っていた。

もしかしたら塾や習い事でこんな時間になってやっと解放されたのだと。

かつて日本は子どもにとって天国だったが、そうじゃなくなったのか?

これは「児童虐待社会」ではないのか?

 

養老さんの記事には非常に考えさせられたんですが、僕の読み込み不足かもしれませんが一部違和感を感じるところもあったんですよね。

 

児童虐待社会」という言い方にちょっと違和感を覚えたんです。

社会問題にまで薄めてしまうのはどうか。

児童虐待というのはその特定の家庭の問題です。

児童虐待するのは、いかなる理由があるにせよ親の過失です。

 

養老さんはいじめの話もちょっと薄めてしまっているんですね。

今の子どもが自然に触れてないからだと。

いや、上の記事の内容にはとても納得する部分はあるんです。

でも結局のところ養老さんも当事者目線ではなく傍観者の視点なんですよ。

 

僕が非常に違和感を感じるのはなんとなくいじめの問題を学校や社会の問題にすり替えてしまうことなんですね。

このことは下の記事でも書いたんですが、学校の対応を猛烈に批判する人たちが多い。

文春オンラインが詳細な取材をしているんですが、学校の保護者説明会で非常に荒れたそうです。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

確かに学校の対応にまずかった点がある。

しかし仙台の小一いじめ暴行事件もそうですが、それは問題の本質ではないんですね。

 

kahoku.news

 

なんとなく学校や教育委員会のせいにしてしまう人が非常に多い。

加害者はどこに行ったんでしょうか?

 

僕はクソ上司のパワハラを受け半年間も休職に追い込まれた経験がありますが、被害者と加害者の存在は当事者間の問題であって会社の問題ではないんです。

従来であれば会社が対応することはなかった。

 

民法の考え方は基本的に当事者間の問題とするでしょうし、被害者感情からしたら可能であれば報復を実行するのが筋なんですよ。

学校側には児童を教育し保護する責任がありますが、だからといって学校を過剰に攻撃するのは筋違いだと僕は思います。

 

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【Photo:プレジデントオンライン】

 

いじめ問題を学校や社会の問題にすり替えるのではなくいじめをするヤツがエラーでありバグでありウイルスなんです。

修正されなければならない。

迷惑な隣人やパワハラモラハラ上司はガン細胞であって駆除されなければならないんです。

 

被害者が自らそれを実際に実行するのは非常に困難ですし、警察や労基署や裁判所の力を借りるのも現実は非常にエネルギーのいることです。

彼らにはその権限がありますが本質的には第三者であり当事者間で解決してくださいというのが基本的なスタンスでしょう。

 

そういう意味では先日、池袋暴走事故の被害者への誹謗中傷事案に対して警察が迅速に対応し、侮辱罪を視野に捜査するというのは異例なことだと思います。

 

www.asahi.com

 

SNSで誹謗中傷した本人は匿名だからバレないと軽い気持ちでやったんでしょう。

しかしエラーやバグやウイルスは修正され駆除されなければならない。

 

昨今SNSでの誹謗中傷を警察も看過できなくなりました。

このような事案に対して警察が刑事事件として厳格に対応する。

 

いじめやSNSでの誹謗中傷やパワハラ・セクハラ・モラハラ事案は被害者と加害者の関係が立証しにくい。

 

しかし、なんとなく社会問題化してぬるい対応でお茶を濁すのではなく、いまの法制下では当事者が報復できないのであれば警察が当事者にかわってガン細胞を駆除する事例が出てきた。

明らかに社会が変わってきているといえそうですね。

 

本日の記事は以上です。