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Nevermore『The Politics of Ecstasy』(1996年)平成の回顧録的観点からメタルの名盤を振り返る15

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

仕事人間だった筆者がきっつい上司に潰され5か月以上休職したのち、復職しました。

 

休職期間中は仕事のことを一切忘れて、デスメタルTシャツを着込んで、デスメタルを聴きながら療養していたんですよ。

 

さて休職して自分と向き合う時間ができたので平成の振り返りをしたいんですが、僕にとって平成の30年間(から令和の現在まで)ほぼどっぷりヘヴィメタルを聴いて過ごしてきたんですね。

そこで平成の回顧録的観点から、もはやクラシックだが色褪せないヘヴィメタルの名盤を紹介します。

歴史は風化したり断絶したりしますが、優れた作品を聴いた時の衝撃は鮮烈に思い出されます。

 

第15回目は米国のNevermore(ネヴァーモア)の2枚目のアルバム「The Politics of Ecstasy」です。

「The Politics of Ecstasy」は1996年リリースで、1996年は平成8年になります。平成8年は筆者が22歳のときに当たります。

 

■1996年の日本(wikipediaより)

◆日本国内のウェブサイトが増加。1996年3月から翌1997年3月までの一年間に推定8.76倍増加した◆ポケットモンスター赤・緑任天堂)やたまごっち(バンダイ)といったゲームが発売されヒット◆歌手安室奈美恵のファッションを真似たアムラーが出現する◆女子高生にミニスカートやルーズソックスが流行◆女子高生の援助交際が社会問題化。『援助交際 - 女子中高生の危険な放課後』(黒沼克史)がヒットし、流行語大賞にもノミネート◆原爆ドーム世界遺産に登録

◆ベストセラー:渡辺淳一失楽園野口悠紀雄『「超」勉強法』◆映画:『Shall we ダンス?』『岸和田少年愚連隊』『キッズ・リターン』『スワロウテイル』...etc.

 

Nevermoreは1992年にヴォーカルのウォーレル・デインとベースのジム・シェパードが中心となりシアトルで結成されました。

 

日本での人気はイマイチだったかもしれませんが、本国や欧州ではヘッドライナーツアーを組むほど絶大な人気を誇ったバンドでした。

これぞ本物のヘヴィメタルだと言いたい。

 

残念ながら2011年には活動を停止してしまいました。

そして、フロントマン、ウォーレル・デインの死・・・。

 

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このバンドの魅力はヴォーカルのウォーレル・デインの圧倒的な存在感だと思いますが、何といってもそれ以上にギターのジェフ・ルーミス(現Arch Enemy)が在籍していたことが大きいですね。

 

ジェフは稀代のリフメイカーで、ギターソロも素晴らしい。

そして本作での「Passenger」「The Learning」のような、ドラマチックに盛り上がる曲もこなす凄腕テクニシャンだと思う。

彼こそ真のギターヒーローです。

 

オープニング曲「The Seven Tongues of God」から「This Sacrament」「Next in Line」へと、ザクザクした、ときにオリエンタルなギターリフが畳み掛ける曲が続く。

 

タイトルトラックの「The Politics of Ecstacy」の間奏部のゾクゾクする緊張感や、「42147」の後半部で盛り上がるギタープレイが実に素晴らしい。僕はこの「42147」という曲が大好きなんです。

 

そして何といってもクライマックスは「The Learning」。

ウォーレルのヴォーカルは素晴らしいし、ジェフのギタープレイの魅力が全開の曲です。

 

この作品では、サイドギターに現Cannibal Corpseのパット・オブライエンが参加しています。ジェフとパットの豪華なツインギター編成となっています。

 

www.youtube.com

 

返す返すもマンネリズムに陥った今のArch Enemyが、ジェフを5年以上も飼い殺しにしているのは理解に苦しみますね。

最近の彼らの動向は知りませんが、一刻も早くジェフが曲作りの全権を握ってアルバム制作に着手すべきです。

 

もうひとつこのバンドで特筆したいのは、Deathの故チャック・シュルディナーが、生前、ウォーレル・デインと組んで音楽をやりたかったが、実現しなかったことです。

チャックのプロジェクトControl Deniedで、もしウォーレルとのコラボレーションが実現していたら、素晴らしい作品になっていたはずです。

2人とも故人となってしまった・・・。 

 

ヘヴィメタルをただのうるさい馬鹿げた音楽だと思ってはいけない。極めて芸術性の高い作品もあるのだ。若い頃ビートルズの先鋭的な音楽を聴いて衝撃を受け、50代、60代になってもマニアで居続ける人がいるが、ヘヴィメタルも同じだ。おそらく50代、60代になっても愛聴するだろう。そう思っています。

筆者も40代半ばになりましたが、変に老成することなく、このときのNevermoreのように、粗削りで暗く尖ったオッサンでありたいと思います。 

 

 

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