こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
40代後半になって、ここ数年急激にサラリーマン勤めがしんどくなってきました。
もはや遅すぎるタイミングではありますが転職や起業など、違った人生の在り方に憧れるようになっています。
北野唯我さんの『転職の思考法』や藤井孝一さんの『週末起業』などは面白い本でしたね。
もう1冊、起業関係の本を読みました。
えらいてんちょうさんの『しょぼい起業で生きていく』です。
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えらいてんちょうさんは開業資金50万円でリサイクルショップをオープン、そしてイベントバーをオープンさせました。
その考え方は、「店に住んでしまう」「普段食べるものをちょっと多めに作って売る」といった「生活の資本化」といった独自の起業思想です。
店は開いていれば、商品は回転していれば、車は走っていれば、人は働いていれば、それぞれその価値は実現されています。安くてもいい、なんなら無料でもいいから、とにかくすべての資本を動かし続け、眠らせないことが重要です。
こうして「住むために借りた謎店は、余計なコストさえかけなければ、謎の客によって謎の売り上げがあがり、謎に維持されていく」というのですから面白いですね。
本書の約3分の1のページが、えらいてんちょうさんとPhaさん、借金玉さんとの対談になっています。
20代、30代の若い彼らが起業論から人生論まで語り尽くす内容となっており、本編とともにこちらも読み応えのある内容となっています。
僕はこれまで何となく義務教育を受け何となく大学に行き何となくサラリーマンになって20年以上。
「雇用される」というのがあたりまえの社会で生きてきました。
しかし本書を出版した時点で20代のえらいてんちょうさんは、すでに「とりあえずサラリーマンになる」という選択肢が若者にとって最適解ではなくなっていると喝破しています。
彼らは「雇用される生き方」そのものに疑問を投げかけます。
彼らのような自由な発想と行動力を20代のうちに身につけたかったですね。
本日の記事は以上です。
☟『しょぼい起業で生きていく』えらいてんちょう 著(イースト・プレス)