仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

40代中年の危機 休職と復職 働き方改革 ワークライフバランス 副業・複業 メンタルセット

時代は猛スピードで変化を続けている。世代間闘争の話

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

仕事が辛くなり5か月半の休職生活後、復職して2か月が経過しました。

 

休職する半年前は1週間のうちほとんどが仕事で埋め尽くされ、少し家庭のことと自分の自由時間があるという生活が続いていました。

休職してからは、仕事はほどほどに「自分の時間」を優先することに取り組んでいます。

 

僕は今、多読チャレンジをやっていまして、西野亮廣著『新・魔法のコンパス』という本を読みました。

とても少ない文章ながら、要点を押さえていてとても読みやすい本です。

行間を味わいながらじっくり何度も読み返すとよさそうです。 

 

-PR-

本書のまえがきで、本書のコンセプトを次のように書いています。

 

‟ハイペースで時代がルールチェンジを繰り返すのならば、「どれだけ時代が変わっても変わらない普遍的なルール」を頭に入れておいた方がよい”

 

西野さんはビジネスの普遍的なルールとして「お金」「広告」「ファン」という3つの要素について書き進めていきます。

しかし、この本はビジネス面だけではない気づきも与えてくれるところがあって、それが冒頭のまえがきで書いてある「メルカリ」の話です。

 

「セール品が売れなくなってきた」

国内外で人気のファッションブランドを展開している友人がそんなことを言っていた。

お客さんがセール品を選ばない理由は、「セール品を買っても、メルカリで売れないから」らしい。

生活の真ん中に「メルカリ」がある「メルカリネイティブ世代」は、メルカリで売れるかどうか?」が商品購入時の判断基準になっていて、メルカリで売れるものを買う傾向がある。

お店側からすると、「メルカリで売られる商品が売れる」というわけ。

つまり、ボクらの中にあった「売れないから商品の値段を下げる」という常識が、今は非常識になっているという話。

この調子で、時代は猛スピードで変化を続けている。

これだけ目まぐるしい速さでルールが変更されてしまう時代だ。

昨日までの常識が今日の非常識になっていることなんてザラにあるし、昨日までの非常識が、今日の常識になることもある。

時代はいとも簡単に掌を返し、悪びれることもない。

そして、過去の常識にしがみつきすぎた人間を容赦なく斬り捨てていく。実に薄情で、正直だ。

 

ビジネスの話だけではなく、世代論として、「時代は猛スピードで変化を続け、過去の常識にしがみつきすぎた人間を容赦なく斬り捨てていく」。

このことを意識するかしないかで、人生観が大きく変わると思います。

 

僕は仕事で、江戸時代のような過剰な滅私奉公主義、精神まで侵食してくるような束縛感、しかも感情不安定で「瞬間湯沸かし器」という上司と組み、折り合いをつけられず精神的に疲弊して休職に追い込まれました。

因みにこの上司、僕だけでなくこれまで何人もメンタル不調に追い込んでいるのです。

 

このような経験上、僕の人生の目的の一つは「世代間闘争」に勝つことです。

 

人を自由に操ろうとする、人の時間を奪おうとする勘違い上司は、打ち負かすか徹底的に距離を取らなければならない。

本業がサラリーマンの僕にとって、「世代間闘争」は、働いていくうえで、人生を生きていくうえで、重要なテーマの一つとなってきました。

 

20代、30代の方も、職場で日々ウザイ40代、50代との関係に悩まされることも多いのではないでしょうか。

人間の上下関係の悩みは、言ってみれば「世代論争」です。

 

僕は40代なので、今回の自らの休職騒動で、50代上司との経験の違い、考え方の違い、仕事の進め方の違いに非常に違和感を持ったところです。

上司が部下に対して「仕事に全精力を傾けろ」と言うか、「仕事だけがすべてじゃないよ」と言ってくれるかで、その人の人生観は全く違います。

 

宇佐美典也さんの『肩書き捨てたら地獄だった 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方』という本のなかで、「団塊世代型キャリアモデル」というのが出てきます。

 

▶ 学校卒業後、新卒という採用枠で、同期数名が一斉就職(一括採用方式)

▶ 入社と同時に、企業ごとに設けられた労働組合に加入(企業別労働組合

▶ 長期間にわたって一つの会社で勤め上げ、人事異動を通し、様々な部署で社内教育を受ける(長期雇用・企業内教育)

▶ 年を重ねるごとに、徐々に賃金が上昇していく(年功序列型賃金)

▶ 定年になると会社から出ていく(定年制)

 

このキャリアモデルは、団塊世代まで通用するもので、それ以降の世代には通用しない考え方だと理解しなければならない。

それを理解してない、時代の変化に鈍感な50代以上の上司は、はっきり言って「老害」以外の何物でもないのではないでしょうか。

言うまでもありませんが、僕のような40代の仕事観や人生観が、今の20代、30代には当てはまらないというのは、当然のことだと思わないといけない。

 

団塊世代に逃げ切らせない。

団塊世代を乗り越える。

 

「昨日までの常識が今日の非常識になっていることなんてザラにあるし、昨日までの非常識が、今日の常識になることもある」

「時代は目まぐるしい速さでルール変更していく」

「世代間で、人生観や仕事観はまったく違うものになっていく」

 

これらを常識としてわきまえない人間は、非常に危険である。

そういう上司とは徹底的に距離を取らなければならないと思いますね。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『新・魔法のコンパス西野亮廣(角川文庫)