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元祖「多動力」大前さんとホリエモンの共通点『やりたいことは全部やれ!』大前研一 著

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

いま多読チャレンジをやっています。

読書は成長に必要な自己投資。人生リセットして心機一転チャレンジしたい、というときに読んでもらいたいオススメの1冊を紹介します。

 

大前研一著『やりたいことは全部やれ!』です。

30代以下の方は大前研一さんをご存知でしょうか? 

 

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大前さんはビジネスコンサルタントとして、テレビや雑誌によく登場していたのを覚えています。

 

僕は昨年から同世代のホリエモンにハマっていて、記事上でホリエモンの『多動力』を何回も取り上げていますが、本書『やりたいことは全部やれ!』を読むと、大前研一さんとホリエモンはすごく似ている部分があるなあと思います。

 

二人とも福岡県人です。大前さんは1943年生まれなので、ホリエモンや僕ら40代からは、随分年長者になります。

 

大前さんは本書のプロローグで、「やりたいことは全てやり尽くした。お暇を、と思ってもまだ58歳だ。人生まだ20年も残っている」(本書刊行当時)と書いていて、日本国内、世界中あらゆるところにも行き尽くしたそうです。

 

何か始めてそれがうまくいかなかったら、またやりなおせばよい。パソコンでも一度電源を切ってブートアップしなおす。何度オールクリアしても、その時々に自分で納得してやっていれば、他人には若干遅れをとったとしても人生を楽しむことができる。「自分の人生」を生きているからである。いちばんいけないのが「他人の人生」を生きることである。今はいいかもしれないが、問題がある。それは、いつか他人の期待する人生の目標に向かって生きていたことに気づく「真実の瞬間」が必ず訪れるからである。

 

「真実の瞬間」とは、必死に頑張ってきたのに終わってみたら誰も期待していなかった、誰も喜んでくれなかったという瞬間です。

「他人の人生を生きていないか」という問いはホリエモンのそれと全く同じです。

 

他にも大前さんとホリエモンの共通点はとても多い。

死生観、選挙に立候補したことなど。

 

死生観について大前さんは「高校以来、死に関しては常に意識している」と書いています。

ホリエモンも自著『自分のことだけ考える』で、小学1年生のとき突然、死への恐怖を感じて、それから常に忙しくすることで「不安なこと」を考えないようになったと書いています。

 

二人に共通の死生観といえるかもしれません。

大前さんは次のように書いています。

 

「死ぬときにこれでよかったと言うため」「いつ死んでも後悔しないため」という基準を持つことで人生を単純化でき、無駄な悩みを無くすことができる

 

国政選挙に立候補して、大前さんもホリエモンも落選しました。

ホリエモンは2005年の衆議院議員選挙に、旧広島6区から立候補して、国民新党亀井静香氏に敗れました。

 

いま日本維新の会というのがありますが、大前さんは1992年に「平成維新の会」というのを立ち上げたんですね。

そこから、1995年の東京都知事選に出馬するも落選。

同年、参議院議員選挙に登山家の三浦雄一郎さんらとともに出るも、落選。

 

大前さんは選挙に敗れたとき「おおいに傷つき、打ちのめされた」と書いています。

超自信家の大前さんでも打ちのめされることがあるのかと驚かされました。

 

選挙ではないですが、ホリエモンも逮捕、拘留された経験は相当こたえたという趣旨のことを自著に書いてます。

しかし、二人とも失敗を恐れるなと言います。

 

つまり、みな手探りなのだ。人生なんて、自分がわからないと思えば、他人だってわからないのだ。だったら、早めにわからないと思った方が勝ちだ。早めに考え始め、研究を開始したほうが勝ちなのだ。(『やりたいことは全部やれ!』)

 

他人に先んじて失敗することは即ち勝ちにつながるのだと。

 

大前さんは元祖「上から目線」、元祖「多動力」と言っていいかもしれません。

いや、大前さんの上から目線ぶりはホリエモン以上です。

 

大前さんが今のネット、SNS時代に活躍していたら間違いなく炎上していたでしょう。本書を読むとそう思います。

 

この本はプロローグと第一章だけ読んでも抜群に面白いです。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『やりたいことは全部やれ!』大前研一講談社文庫)