40代オッサンtrrymtorrsonの雑記

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『税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋』渡瀬裕哉 著

 こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

 自公政権衆院選に勝って、岸田内閣が総額55.7兆円の経済対策を閣議決定しました。

www.tokyo-np.co.jp

 

 国民の関心が高いものとしては以下の政策が挙げられますね。

▶ 18歳以下に10万円支給。ただし960万円の所得制限あり

▶ 住民税非課税世帯に10万円支給

▶ 中小企業向けに「事業復活支援金」最大250万円

▶ マイナンバーカードの新規取得者らに最大2万円分のマイナポイント付与

▶ 「Go Toトラベル」事業再開

 

 でもなんか政府の経済対策評判悪いですよね。

 いろいろ条件を付けて小出しにしているから対象から外れる人が多くてSNSでもかなり不満が多い印象です。

 利権団体や声のデカイ人のいろんな意見を継ぎはぎした結果がこれですよね。

 選挙で勝った自公両党が打ち出した政策なのに早くも不満が噴出している。

 何のために選挙したのかって感じですよね。

 自公与党に反対の人は維新や国民民主やれいわに入れたと思うんですよ。

 それでも現政権に恩恵を受けていて不満がない層は自公に入れたんですね。

 

 さて2年前に休職して以降、自分と向き合うために読書に力を入れることにしました。

 当初は「年間100冊読もう!」と意気込んだのですが、昨年は50冊。今年も50冊ペースですね。

 それでも以前は年間2~3冊しか読んでなかったので、十分多読生活だと言えます。

 

 休職してからたくさん本を入手するようになって、蔵書は160冊くらいになりました。

 これまでに読んだ本はもちろん100冊超えているのですが、「読んでブログに100冊レビューを書く」ことを目標にしてきて100冊を超えました。

 読書の記録や蔵書の管理は「ブクログ」というアプリを使用しています。

 

booklog.jp

 

 さて今回は『税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋』という本です。

 著者の渡瀬裕哉さんは1981年生まれの新進気鋭の国際政治アナリストで米国政治に精通している方です。

 学生時代に自民党事務所で働いていたこともあるそうです。

 渡瀬さんは米国の政治をウォッチしてきた経験から日本の政治の問題点について本書で大胆に指摘しています。

 90年代のバブル崩壊後、なぜ日本は経済低迷から脱出できず「失われた30年」になってしまったのか?

 その原因はすべて「税金と規制」の問題に集約されると言っているんですね。

 

    

 

 冒頭に書いたように、なぜせっかく衆議院議員選挙をやって国民の代弁者である国会議員を決めたのに国民の思いどおりに政治が動かないんでしょうか?

 いまの日本の政治の問題点をバッサリ切っているのがこの本なんですよ。

 その問題の答えを渡瀬さんは本書で明確に指摘してこれから僕らはどうすればいいかということを提言しているんです。

 

 ところで「圧力団体」というのがありますが、これはれっきとした政治用語で、不当に圧力をかけるブラックな団体ではないそうです。

 米国においては税金を無駄遣いして利権をむさぼる連中を「利権をよこせ連合」と呼ぶのに対して、減税や規制廃止に立ち上がった人々を「放っておいてくれ連合(税金を下げろ連合)」と呼びます。

 「放っておいてくれ連合(税金を下げろ連合)」は圧力団体として十分な力を確保していて政治家の政治行動をコントロールするまでに成長しているそうです。

 日本にはないですよね。

 

 渡瀬さんは本書の冒頭で、日本にいったいどれくらい税金の種類があるか?と問題提起しているんですが、なんとその数約50種類もあるんですね!

 「とん税」っていうのがあるそうですが何か分かりますか?

 

 日本では「税金を下げろ連合」が存在しません。

 「利権をよこせ連合」はどんどん税金を増やし規制を増やし利権を自らの団体へ誘導しています。これを有権者が放置しているせいで、税金や社会保障費用の国民負担率は24.3%(1970年)だったのに50年後には44.6%にまで達しています。

 有権者をないがしろにして、判らないように少しずつ税金を上げて規制を増やしてきた結果、経済が低迷し国際競争力を失ってしまったんですね。

 

 著者は日本において「税金を下げろ連合」を組織化し、減税と規制廃止を約束する国会議員を選挙に立てて投票し、約束を守らなかった議員は次の選挙で落選させようという非常にシンプルな政治活動を提案しています。

 

 自公政権の経済対策には不満が噴出しているわけですが、日本に「減税・規制廃止」を掲げる圧力団体が存在しないために、有権者の意向に沿った仕事をしない国会議員を当選させていることが問題なんですね。

 

 「増税・規制維持」派の議員は誰か?

 「減税・規制廃止」派の議員は誰か?

 このシンプルな対立軸を明確にして、有権者は徹底的に「減税・規制廃止」派の議員に投票し、約束を守らなかった議員は選挙で落とすことを徹底しなければなりません。

 渡瀬さんは本書でこの運動を広めていくための具体的な方法論を詳細に提言しています。

 

 本日の記事は以上です。

 

☟『税金下げろ、規制をなくせ 日本経済復活の処方箋』渡瀬裕哉 著(光文社新書