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なにくそ、こんなことぐらいでめげてたまるか。『鋼のメンタル』百田尚樹 著

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

いま多読チャレンジをやっています。

俺は社畜じゃない、図太いメンタルを手に入れたい、というときに読んでもらいたいオススメの1冊を紹介します。読書は成長に必要な自己投資です。

 

今回は、百田尚樹著『鋼のメンタル』です。

メンタル不調で休職して間もないころ、この作品を書店で見つけて即買いしました。 

 

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この作品では、仕事との向き合い方について、以下のように、何回も挫折して耐久力をつけることが大事だと書いています。

 

大事なのは踏ん張ることです。「なにくそ、こんなことぐらいでめげてたまるか」と奮起することです。精神の耐久力はこの時につくのです。「最初はへこんだけど、よく考えたらどうってことないや」そう思えた時、実は精神の耐久力が一つアップしているのです。

敗北の痛みに耐える、屈辱感に耐える、劣等感に耐える、こうしたことが、その人の精神力を鍛えているのです。皆さん、挫折はどんどん味わうべきです。そのためにも、どしどし闘争を挑もうではありませんか。

 

また百田さんは、次のように指摘します。 

 

周囲の人の気分を損ねたらどうしよう、皆に変な奴だと思われたらどうしよう、ということばかり考えて萎縮しています。いったい誰のための人生なのかと思います。自分にとってまったくどうでもいい人に対してまで神経を遣って生きるのは馬鹿馬鹿しい限りです。

実は「他人の目を気にし過ぎる人」は、周囲から、まさに「他人の目ばかり気にしている人」と評価されているのです。

あなたは一生「上司の犬」になって生きたらいい。一回しかない人生、本当にそれでいいですか。

 

他人の目を気にする必要はないんだ、と。

確かに仰る通りかもしれませんが、本当にメンタル不調が強い状態であれば、何回も挫折して耐久力をつけよ、他人の目など気にする必要はない、と言われても「うーん、そうですか?」となるでしょう。

それだけではただの精神論になってしまいます。いや、分かりますけどね。

 

百田さんは色んなメディアでの発言が炎上していることで有名ですが、「炎上するストレスより、言わないストレスのほうが大きい」んだそうです。

20代の放送作家時代に、目上のディレクターやプロデューサーに「そんなんおもんないわ」「あかんわ、それ」などといって、しょっちゅう番組をクビになっていたそうです。だから、失敗の数では誰にも負けない、と。

そんな失敗経験豊富な百田さんですから、別項で、精神の耐久力を「ただ耐えて」つけるのではダメだという趣旨のことも書いています。

 

「これ以上頑張ると潰れるかもしれない」と判断した時は、素早く逃げるべきです。自分の体くらい大切なものはありません。そして、逃げると決めたら、一刻も早く逃げるのです。そんな時に社会的体面や人間関係や義理などを考慮する必要はありません。逃げるときは何もかもほっぽりだして逃げるのです。逃げると決めたら、とっとと逃げましょう。人間関係なんか全部ぶっとばしてしまえるだけの「メンタルの強さ」を持ちましょう

 

僕は辛い仕事から逃げて休職したばかりだったので、「何もかもほっぽりだして、とっとと逃げていいのだ」と、何回も自分に言い聞かせたものです。

そして百田さんは、出版社は違いますが、このあとの著書『逃げる力』で、危機から逃げるということについて、より詳しく論じています。

興味があったら両方とも読んでみてください。 

 

本日の記事は以上です。

 

☟『鋼のメンタル』百田尚樹新潮新書

 

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